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カスタマースポットライト:ロンドン自然史博物館

ロンドン自然史博物館は、岩石、土壌、鉱物、フィルムの分析にElementarのvario EL cube 元素分析装置を使用しています

Emma Humphreys-Williams博士は、世界で最も有名な生命科学博物館の1つであるロンドン自然史博物館の化学研究所マネージャーです。 科学研究所のラボは、大学や他の組織との共同作業とともに、博物館のコレクションからのサンプルのバルクおよびIn-situ (その場)分析に特化しています。

これらのラボの役割は、主に自然科学サンプルの元素特性評価に焦点を当てた、多種多様な装置と分析方法に依存しています。 科学研究の先端を歩み続けるために、ここのチームは常に装置を更新して最高の分析を行います。

老朽化したラボの既存の元素分析装置を交換する際、新しいサプライヤーを見つけるために入札が行われました。 自然史博物館は公的資金による団体として、調達プロセスの透明性を保つよう努めています。つまり、入札は広く宣伝され、応札したすべてのメーカーが徹底的にテストされました。 Humphreys-Williams博士のチームは、Elementarの結果から、この装置が厳しい要件を満たすと判断し、有機・無機両方のサンプルの分析に用いるためにvario EL cube元素分析装置を購入することにしました。

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Dr Emma Humphreys-Williams and Konstantina Konstantinidou with their vario EL cube
Dr Emma Humphreys-Williams and Konstantina Konstantinidou with their vario EL cube.

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博物館は、岩石サンプルの研究にこのタイプのCHNS分析装置を使用してきた長い歴史があり、この分野の分析を最初に行ったラボの1つでした。 vario EL cubeは導入されて以来、岩、土壌、葉、木材、鉱物、シロアリの塚など、さまざまなサンプルの分析に使用され、それらの構造揮発性元素の含有量を特定しています。

岩石を評価する際、、Emma Humphreys-Williams博士の研究者達は主に岩石サンプルの水素と炭素の含有量に着目しましたが、、IR検出器も用いて岩石中の低濃度の硫黄を分析しました。 この装置は、それまでのICP-OESおよびICP-MS装置を用いた分解・分析による岩石の元素組成分析を十分に補っています。

ただ、vario EL cubeのアプリケーションは、これらの天然サンプルの分析にとどまらず、写真フィルムの研究にも使用されています。 Emma Humphreys-Williams博士は、美術館の紙の保存修復家であるKonstantina Konstantinidouと緊密に連携して フィルム、写真、スライド、X線フィルムコレクションなどの写真素材の保全について研究しました。

archival X-radiography素材の有機元素分析にvario EL cubeを用いて、どのフィルムシートが硝酸セルロースでできているかを特定できた事により、安全と保全の目的で酢酸セルロースもしくはポリエステルベースの材料から分離する事が必要となりました。

この革新的な研究の結果は、Studies in Conservation誌に掲載され、vario EL cubeを使用した有機元素分析が、硝酸セルロースを特定する上で、フロートテストやFTIR分析など他のテストよりも有用な手法であることが実証されました。この手法はまた、硝酸セルロースフィルムの分解に関する洞察を示す可能性も見出された。

有機元素分析は、硝酸セルロースフィルムの劣化を評価できる可能性もあります。 文献によれば、正常なフィルムには約11%の硝酸塩が含まれているとされ、硝酸塩の割合はフィルムが劣化と共に減少するため、有機元素分析は脆弱なコレクションの特定による保全に役立つ場合があります。

vario EL cubeの性能についてEmma Humphreys-Williams博士は次のように述べています: 

“vario EL cubeは、さまざまなサンプル材料について精密かつ正確な分析結果を提供するとともに、特に岩石、植物、土壌の分析に役立つことが証明されています。 また、コレクション内のいくつかの標本の化学組成の特定による保全に役立つこともわかりました。”

“設定ならびにパージ & トラップシステムの柔軟性により、幅広いバリエーションのサンプルタイプの分析が可能になります。 数ミリグラムの重さの単一鉱物からバルク岩石サンプルまで、信頼できるデータを提供するように機器が構成できます。” 

ロンドン自然史博物館について

ロンドン自然史博物館は、世界で最も有名な博物館の1つであり、世界レベルの観光名所・主要な科学研究センターとしてランク付けされています。 この施設には、数十億年にわたる8000万点以上の品が収蔵されており、年間500万人以上の訪問者を迎えています。

ロンドン自然史博物館は、館内の専門知識と最先端の研究手法を組み合わせて、太陽系、地球の地質学、この惑星の生命に関する科学的研究を推進しています。また、英国の生物多様性に関する重要な研究、新しい食料源の特定、 病気の蔓延を予測なども含まれています。

Emma Humphreys-Williams博士が率いる化学分析チームは、専門技術を用いて、さまざまなプロジェクトの生物学的、地質学的、合成サンプル中の元素と化学種の濃度を測定します。

導入装置: 

vario EL cube ➜ CHNSモード

住所:

Core Research Labs, 

Natural History Museum, 

Cromwell Road, 

London, UK 

SW7 5BD 

詳細連絡先:

Email: E.Williams@nhm.ac.uk
Website: www.nhm.ac.uk

 

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