マトリックスに依存しない微量窒素・炭素分析
当社の微量窒素・炭素分析装置UNICUBE traceをご覧ください。固体および液体に含まれる微量のこれらの元素をマトリックスに依存することなく精度良く測定が行えます。 この元素分析装置はDumas法に沿った高温燃焼式で、安全、ユーザーフレンドリー、そして環境に優しい製品です。 10 µg/g (10ppm) の検出限界で、炭素および窒素の高感度分析が短時間 (5分) で行えます。 UNICUBE traceは無人かつハイスループット分析が可能で、微量窒素・炭素分析装置としてもっともフレキシブルに試料条件に対応します。
迅速測定と簡単メンテナンスが高サンプルスループットを実現
UNICUBE traceは微量レベルの炭素と窒素の定量がわずか5分で行えます。標準で120検体用のオートサンプラーを備え、いつでも試料を追加するこができます。また、24時間365日の無人操作が可能で、1日当たり最大300検体の自動分析が行えます。燃焼灰をトラップする大きなアッシュフィンガーと長期間変動しないキャリブレーションはメンテナンス頻度を大きく低下させ、その結果、システムの連続稼働時間とサンプルスループットを格段に高めます。当社のユーザーフレンドリーなクランプ式配管接続により工具不要なメンテナンスが行えます。また、電熱炉はスライド式で引き出せるため、燃焼管の脱着時に快適な作業姿勢を保てます。
安心の10年保証
素晴らしい堅牢性と長寿命を備えたUNICUBE traceだからこそ、当社は高温燃焼炉と熱伝導度検出器 (TCD) に10年保証を付与します。また長期サポートを大切にする当社のポリシーとして、製造中止後、最低10年間のスペア部品の供給を続けます。これにより、保有期間に掛かるトータルコストを大幅に抑えて投資回収に貢献します。
高温燃焼ユニット:
10年保証付き電熱炉は最大1,200 °C (スズ箔使用時はその燃焼時で1,800 °C) で試料を完全燃焼。試料に酸素を直接吹きかけるジェットインジェクションは、燃焼点における酸素濃度が最大となり燃焼時の酸素消費量を抑えます。従来は難燃性であった試料も100%の燃焼と回収が得られます。
パージ &トラップ クロマトグラフィー:
試料の燃焼後、NはN2として熱伝導度検出器 (TCD) へ直接移動して検出されますが、CはCO2として一旦TPDカラムに吸着トラップされます。N2の検出シグナルがベースラインまで戻ったことを自動認識した後に、カラムは急速に加熱されて脱着されたCO2が検出器へ移動して検出されます。この結果、オーバーラップが無く完全にピークは分離され、さらにベースラインへの戻りを自動探知して分析時間は自動的に最適化されます。